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中学校時代(3)【はじめての嘔吐】

過食嘔吐遍歴

3年の時にダイエットを決意し、一番はじめに考えたことは「まず運動をしよう」でした。

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多くの人がそうだと思いますが、食べることを排除したくなかったからです。

家の近所を走ってみたり、縄とびをしてみたり。体力がないのに、体重だけは重いので、2,3分で息が切れます。合計10分も運動していないのに、たっぷり運動だけはしたような感覚になって、そのまま止めてしまいます。止めただけなら良いのですが、運動をしたご褒美に「これぐらいなら良いだろう」と食べてしまい、体重が増えてしまうという、逆効果になっていました。

今考えてみると、この運動がクセモノで、僕の35年以上のダイエット歴の経験の結論は「運動だけではヤセない」ということでした。これについてはまた今度考えを書いてみたいと思います。

[参考記事]→ 過食嘔吐はダイエットに向いているのか?

痩せたいのに、食べたい欲求がなくならない。運動をしてもほとんど効果がない。家にいても冷蔵庫にはたくさんの食材もある。過食をずっとしていると、いつもお腹は9分目であと1分目ぐらい入るような状態。また大人に連れられて食事に行き、大食いショーを見せる日々。

痩せたいのにどうしたら良いのか、まったくわからない状況で、その時は突然やってきました。

その日はたしか秋で、中学の先生に連れられて、僕の友達何人かと大盛りで有名な近所のうどん屋さんへ行きました。大きな鉢にたっぷりのうどんが入っています。

「これ食べるとまた太るよなー」と思いながら、それでもいくらでも食べることができます。自分の分どころか、残した友達の分も食べた記憶があります。やけ食いのような感じでした。

完食し、僕はトイレへ行きました。大きい方をしようと。中に入った瞬間、突然口から食べたものが出てきて、トイレにもどしてしまいました。指も入れていないし、ただ身体が食べ物を拒否するように自然に出てきました。食べ物を粗末にしてしまったな、という罪悪感がありましたが、同時にこの分は太らなくてすむっていう安堵感もありました。

過食嘔吐自体がほとんど認知されていない時代だったと思うのですが、自然に嘔吐していました。過食分をもどすという意味では、これが初の嘔吐でした。まさかこれから30年以上続くとはその時は思いもしませんでした。

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