はじめに

僕が吐き始めたのは、15歳のころです。

現在は50代も後半になりました。習慣的に過食嘔吐をしていたのが30年以上。ここ10年ほどは不定期で回数も減っていますが、過食嘔吐しているので、合計では40年以上吐き続けていることになります。

その間には結婚もし、子供もでき、その子供も成人を過ぎました。

体重は過食嘔吐で減らした高校生時代の体重を現在でも維持しています。

ここ10年ほどは回数も減り、過食嘔吐しにくい、ちょっとした食事の仕方のコツを覚え、定期的に運動もするようにもなりました。

それでも年に数回。思い出したようにスイッチが入ります。

バイキングに行ったときや、家に誰もいないときなど。吐きやすいものを大量に食べ、嘔吐しやすいように水分もたっぷり飲む。 胸の下が破裂しそうになる感覚を思い出す。左手の中指で舌の真ん中の少し奥を刺激し、リバースする。

リバースして、その後「何やってるんだ」と思う。ほんの軽く。深刻に罪悪感を持って悩んだ時期もありましたが、そういう感情はとうの昔においてきました。でもなんで吐くのだろう?

10代や20代のころならわかる。そのころはスタイルを維持したいし、異性にモテたかったからだ。でも今になっておっさんになって「何でまだ吐いてるんだ?」と考えることがある。

なぜなんだ?

答えが見つかりません。 なぜ吐き続けたのか。自分にとって過食嘔吐とは何だったのかを考えたくなったので、ブログを作ってみました。

とは言え「これを読めば過食嘔吐は治ります! 」とは書けません。

過食嘔吐は簡単にはやめることができません。それは過食嘔吐がクセになってしまった人が一番感じていることです。

長年吐き続けたおっさんからアドバイスがあるとすれば

あんまり深く考えないで良いよ。吐いたっていいんじゃない。

ということだけです。

どこかの誰かに少しでも何かの参考になれれば良いな、と考えています。

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吐いたっていいじゃない