幼少期から小学校時代
生まれてから小学校の低学年まではとても痩せていて、食も細い子供だった。もちろんガリガリ。両親は僕のガリガリ具合を心配していて、少しでもたくさん食べると喜んだ。喜んでくれるとうれしいもので、少しづつ量も多くなっていった。
僕が太っていく過程は、僕の家が裕福になっていくのと比例していた。父親が会社経営をしだして、お金回りがよくなったからだろう。接待で連れて行く食事に、僕がなぜか同席することも多かった。
冷蔵庫に入っている食材が日に日に高級化していった。マグロのトロ、ヒレ肉の塊、うなぎ、などの食材がまとめて入っていたりした。おいしいものは食が進むので、だんだん丸々と太っていった。
それでも見た目はイラストのような感じで「おデブ」というより、ぽっちゃりぐらいで、運動もしていて足も速かったので、そんなに気にしたことはありませんでした。
中学校時代
中学に入ってもそんな感じで1年を過ごしていたが、2年に入って状況が変わってくる。だんだんいくら食べても満腹感を感じないようになってきた。1食でも多いぐらいの量の食事を一日5食から6食ほど食べるようになっていた。
当時の僕はおそらくまわりの大人の人よりも3倍以上は食べていただろうと思う。当時、王将では 30分で10人前を食べると無料になるサービスをしていたけど、余裕で食したほどだった。同席した大人の人は関心し、人によってはものすごく喜ぶ。テレビの大食いショーを見ているような感じだったのかもしれない。
当時は 1980年 前後で、世の中の景気も右肩上がりで 景気の良いおじさんもたくさんいて、自分の親はもちろん、近所のおじさんや、中学のときの学校の先生まで、食事に連れ回した。和食から洋食、中華はもちろんいろいろなお店に連れて行かれ、大食いショーを見せていた。中学2年生のころには身長 165cm 、体重 85キロほどで完全におデブになっていた。